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『詩経』は中国のみならず、世界中の数多の学者に研究され、各地で『詩経』学が形成されている。本書はその中の日本『詩経』学を主要な対象とし、日本において、『詩経』が古代から現代まで一体どのように受容され、発展してきたのかについて史的に論述を試みるものである。そこで日本各時代の『詩経』に関する書籍がいつ、誰によって、どのように日本へ伝えられてきたか、どのような人がどのように用いているか、政治、教育、文学などの項目に分けて論じ、また、『詩経』に関する書籍がどれほどあったか等を諸目録書から掘り出して統計分析を加えて、可能な限りそうした書籍の著作年・著者・巻数等の書誌情報を明記する。そうすることで、『詩経』学の日本における伝播状況について明らかにしたい。《詩經》,不是只有在中國才有研究,而是遍及世界各地。在各國學者研究下,各地皆形成頗具規模的詩經學。本書則以日本的詩經學為研究對象,討論《詩經》自流傳入日本後,如何被接受及發展。日本的各時代關於《詩經》的書籍,是在何時、經由何人傳入日本、以及使用的方法等,並以政治、教育、文學等項目進行畫分、討論。此外,還統計分析現存關於《詩經》的書籍資料,盡可能地詳細記錄書籍資料,如著作年代、作者、卷數……等。如此一來,望能使《詩經》在日本的傳播情形更加明確。
- 序
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第一章 古代の『詩経』学(-1192)
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第一節 大和・奈良時代(-794)
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第二節 平安時代(794-1192)
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第三節 小結
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第二章 中世の『詩経』学(1192-1603)
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第一節 鎌倉時代(1192-1333)
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第二節 室町時代(1336-1573)
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第三節 安土桃山時代(1573-1603)
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第四節 小結
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第三章 近世の『詩経』学(1603-1868)
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第一節 江戸初期出版事業の背景
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第二節 朝鮮版『詩経』の伝来
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第三節 藩校の『詩経』学
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第四節 中国からの『詩経』関係書籍の伝来
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第五節 日本学者の『詩経』関係著作
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第六節 小結
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第四章 近現代の『詩経』学(1868-2010)
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第一節 整理方法
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第二節 著訳者について
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第三節 『詩経』学研究の内容について
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第四節 出版機関について
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第五節 出版年について
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第六節 小結
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- 結論
- 参考文献
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付録
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表一 「古代『詩経』引用例:大和・奈良時代」
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表二 「古代『詩経』引用例:平安時代」
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表三 「藩校の『詩経』教学と学風」
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表四 「藩校の創立期と学風」
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表五 「藩校所在地域と学風との関係」
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表六 「『四庫提要』分析」
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表七 「日蔵『詩経』漢籍」
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表八 「唐船持渡書年代別」
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表九 「『詩経』学統表」
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表十 「『詩経』相関著作学者」
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表十一 「『詩経』相関著作」
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表十二 「『詩集伝』相関著作」
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表十三 「近現代における『詩経』関係著作」
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- 出版地 : 臺灣
- 語言 : 日文
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